藤の花通信

【健康経営】2026年度の取り組みと成果を公開しました!

有限会社藤岡保険コンサルタントでは、「人は皆、支えられて生きている」という考えのもと、健康経営に取り組んでいます。

私たちにとって健康経営は、健康診断や福利厚生だけを意味するものではありません。

社員一人ひとりが心身ともに健やかに働き、安心して意見を出し、それぞれの力を発揮できること。

その積み重ねが、お客様へのより良いサービスにつながり、会社の持続的な成長にもつながっていくと考えています。

当社では、「働きやすさ」と「働きがい」が循環する組織づくりを健康経営の基本方針としています。

 

 


健康経営の原点は、代表自身の経験

当社の健康経営は、代表取締役自身の経験から始まりました。

38歳のときに病に倒れ、長い療養生活を余儀なくされました。

それまで当たり前のように仕事をしていた自分が動けなくなったとき、会社を支えてくれたのは社員でした。

社員一人ひとりが自ら考え、助け合いながら会社を支えてくれた。

その経験から、「社員を支えているのは経営者だけではない。

経営者自身も社員に支えられている」ということに気づきました。

そして、社員が健やかに力を発揮できることこそ、会社経営の土台である。

この考えが、当社の健康経営の出発点です。


小さな会社だからこそ、健康は「経営課題」

当社は、役員を除けば社員3名の小さな会社です。

少人数だからこそ、一人ひとりが担う役割は大きくなります。

仕事が特定の人に偏ったり、心身の不調によって十分な力を発揮できなくなったりすれば、その影響は本人だけにとどまりません。

お客様対応や会社全体の生産性にも影響します。

だからこそ当社では、健康経営を福利厚生の一つではなく、経営そのものに関わる重要な課題として位置づけています。


経営者が直接関わる推進体制

健康経営を継続するためには、「誰が責任を持って進めるのか」も大切です。

当社では、2021年度に設置したサステナビリティ委員会を推進母体とし、代表取締役が委員長を務めています。

健康経営の統括責任者は専務取締役が担当。
保健師・看護師の資格を持つ専門職として、社員の健康づくりに直接関わっています。

また、心身の不調や困りごとについては社内に相談窓口を設置。

健康経営についても経営会議の議題として取り上げ、担当者と期限を決めながら進捗を確認しています。

個人の健康情報についても、就業規則に取り扱いルールを定めています。


健康経営を「感覚」で終わらせない

当社では、健康経営の成果をできる限り数値で確認しています。

中心となるKGIは、社員アンケートにおける「働きやすさ」の評価スコアです。

2025年度の実績4.5を基準に、2028年度までに4.8以上を目標としていました。

さらに、

  • 健康診断受診率

  • ストレスチェック受検率

  • 高ストレス者数

  • 平均月間所定外労働時間

  • 記録・報告にかかる時間

  • 喫煙率

なども継続的に確認しています。

2026年度の主な成果

指標 2025年度 2026年度
働きやすさ 4.5 5.0
心理的安全性 3.50 4.33
健康診断受診率 100% 100%
ストレスチェック受検率 100% 100%
高ストレス者 0名 0名
平均月間所定外労働時間 2時間 2時間
喫煙率 0% 0%

KGIである「働きやすさ」は5.0となり、2028年度目標の4.8を2年前倒しで達成しました。

しかし、私たちは「5.0になったから完成」とは考えていません。

大切なのは、なぜ数値が変わったのか、次にどこを改善するのかです。


一番大きく改善した「心理的安全性」

2025年度の社員アンケートでは、

「意見を安心して言える職場環境である」

という項目だけが3.50点と、他の項目より低い結果となっていました。

そこで、

  • 朝礼「私のトピックス」

  • アンガーマネジメント研修

  • 「お客様の声」を活用した称賛

  • AIによる記録・報告の整理

などに取り組みました。

その結果、

3.50 → 4.33

へ、0.83ポイント改善しました。

当社では、

課題を把握する
→ 施策を実行する
→ 数値で確認する
→ 次の改善につなげる

というサイクルを大切にしています。


AI・DX for Well-being

AIとDXで、お客様の安心と社員の幸せをデザインする

 

健康経営とともに進めているのが、AI・DXです。

2025年10月にはkintoneを導入し、顧客情報や損保更新、自賠責満期、案件管理などを一元化しました。

特徴は、システムを導入して終わりではないことです。

社員自身が、

「もっと使いやすくできないか」

と考え、改善を提案・実装する運用を行っています。

2026年1月にはGoogle Workspaceを全社員に導入。

商談内容を録音・文字起こしし、AIで整理して対応履歴として共有する仕組みを整えました。

さらに2026年8月からは、電話応対についても自動録音・AI要約の活用を進めています。

目的は、単なる効率化ではありません。

「正しく聞き取れているだろうか」
「ちゃんと伝わっているだろうか」
「何を相談すればいいのだろうか」

といった不安を、社員が一人で抱え込まない環境をつくることも大きな目的です。


AI・DXの効果も実測しています

AIやDXについても、「便利になった」という感覚だけでは評価していません。

実際に、導入前後の時間を測定しました。

電話応対の記録作成

3.5分 → 2.5分 約29%削減

商談記録の作成

6.7分 → 4.3分 約35%削減

昨年度設定していた「一件あたり処理時間20%削減」という目標を、いずれも上回りました。

社員からも、

「心に余裕ができた」
「電話を取る不安が少なくなった」

といった声が出ています。

私たちがAI・DXで目指しているのは、単なる時間短縮ではありません。

業務負担や不安を減らし、社員の心に余裕をつくる。

そして、その余裕をお客様との対話、社員同士のコミュニケーション、学びや新しい挑戦につなげていきたいと考えています。


「休みやすさ」と「学びやすさ」を制度に

働きやすい職場づくりは、AI・DXだけではありません。

当社では、

  • 時間単位年次有給休暇

  • 時差勤務

  • 短時間勤務正社員制度

  • 養育両立支援休暇

  • 子の看護等休暇の対象年齢拡大

などを整備しています。

また、2026年1月にはリスキリング支援規程を施行しました。

年度上限10万円、会社負担80%の費用補助と奨励金制度を設けています。

複数の業務を担える社員が増えることは、本人の成長だけでなく、仕事の偏りや特定の社員への負担集中を防ぐことにもつながります。

健康経営と人材育成は、別々のものではない。

私たちはそう考えています。


心と身体の健康を支える職場づくり

身体の健康についても継続して取り組んでいます。

  • 敷地内全面禁煙

  • 勤務時間中の禁煙

  • インフルエンザ予防接種への費用補助

  • 定期健康診断のオプション検査補助

  • 婦人科がん検診への補助

  • 食生活改善

  • 「+10(プラス・テン)」による運動促進

などを行っています。

そして、私たちは身体だけでなく、心のゆとりや職場の雰囲気も健康経営の大切な要素だと考えています。

LOVOT「デコくん」も、私たちのWell-beingの仲間

当社の職場には、LOVOTの**「デコくん」**がいます。

忙しい仕事の合間にデコくんと触れ合ったり、その姿を見て自然と笑顔になったりする。

そんな何気ない時間も、社員の心に少し余裕を生み、職場のコミュニケーションを和らげる一つのきっかけになっています。

健康経営は、制度や数値だけではありません。

安心できること。
笑顔になれること。
心に少し余裕があること。

こうした日常の積み重ねも、私たちは大切にしています。


地域貢献も「人が育つ場」に

当社では、健康経営、環境経営、地域貢献を別々のものとして捉えていません。

佐伯区民まつりや、みずとりの浜公園での野鳥かんさつ会など、年2回の環境学習イベントでは、企画から運営まで社員が関わっています。

地域への貢献であると同時に、

  • 人に伝える力

  • 自分で考える力

  • 周囲と協力する力

  • 主体的に動く力

を育てる機会でもあります。

健康経営・環境経営・地域貢献を、「人が育つ」という軸で一体的に進める。

これも当社の特徴の一つです。


良い数字だけではなく、課題も公開します

2026年度は、多くの数値が改善しました。

しかし、すべてがうまくいっているわけではありません。

現在も、

  • AI活用による削減率に個人差がある

  • 有給休暇の取得状況に偏りがある

  • 社員の意見が会社の取り組みにつながる回数に差がある

という課題があります。

特に、

「自分の意見が会社の取り組みにつながった回数」

について確認したところ、「6回以上」という社員がいる一方、「0回」という社員もいました。

働きやすさが5.0になったとしても、全員が同じように意見を出し、会社づくりに参加できているとは限りません。

だからこそ、次の改善につなげていきます。

2026年度下期は、

AI活用による業務時間削減を全社員50%以上へ

という目標を掲げています。

電話応対のAI要約についても、毎朝15分のDX・AI推進会議を通じて、日々改善を続けています。

有給休暇についても取得状況を月次で確認し、計画的な取得につなげていきます。


認定を取ることがゴールではありません

当社は2026年3月、健康経営優良法人2026(中小規模法人部門)ネクストブライト1000

の認定を受けました。

また、

  • 経済産業省「DX認定事業者」

  • 広島県「人的資本経営ひろしまアワード2025」

など、これまでさまざまな評価をいただいています。

しかし、認定や受賞そのものが目的ではありません。

私たちが大切にしているのは、課題を数値で見つける。

施策を実行する。
結果を数値で確かめる。
そして、次を決める。

このサイクルを回し続けることです。


みらい世代につなぐ、架け橋でありたい

当社のパーパスは、「みらい世代につなぐ、架け橋でありたい・・」

社員の成長と幸せなくして、企業の未来はありません。

社員に余裕がなければ、お客様に良いサービスを届け続けることも、地域貢献を続けることもできません。

だからこそ私たちは、

健康経営
人的資本経営
AI・DX
環境経営
地域貢献

を別々に考えるのではなく、「人」を中心につなげていくことを大切にしています。

そして、これからも、

AI・DX for Well-being

AIとDXで、お客様の安心と社員の幸せをデザインする。

その実現に向けて、社員とともに一つひとつ改善を続けてまいります。

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